凡人東大生が語る受験勉強の思い出・勉強法(後編)

 

前記事「凡人東大生が語る受験勉強の思い出・勉強法(前編)」において、僕が「自分の勉強」を重視するようになった経緯についてや英語の勉強等に関して記した。

 

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中3の9月の時点では英語の実力が学年最底辺レベルだった僕だが、約1年で学年上位層にまで食い込めるくらいになっていた。

英語はひとまずのレベルに達したと判断した僕は、他教科についても「自分の勉強」に取り組まねばと感じていた。

大学受験をする上で英語・数学の基礎をなるべく早く固めておいた方がいいという話を聞いていたので、数学に取り組もうと思った。

数学に関しては、中3時の英語とは異なり致命的にできなかったわけではなく、定期試験や実力試験において学年平均のやや下くらいの点数は取れていた。

僕の通っていた高校は理系進学する人の割合が高いということもあり、数学の授業の進度が早く課題の量も多めだった。

課題については量が多くて間に合わない、あるいは最初からそれだけの量をやる気力が起きないことがほとんどだったので答えを書き写して提出することが多かった。

ただ、単に答えを書き写すだけでは何の勉強にもならず無意味であるとは分かっていたので答えを書き写す際はまず答えをじっくり読んで、解法の流れを理解しようと努めた上で書き写すようにしていた。

答えを書き写して課題提出するだけの勉強で学年平均やや下くらいの点数は取れていたので、この勉強法は効果的であると感じていた。僕はここから発展させて独自の勉強法を練り上げるようになった。

 

独自の勉強法といっても、ごくシンプルなものだ。

数学の勉強について、「見る勉強」と「解く勉強」に分けたのである。

多くの人が数学の勉強をしようとなったら、「まず問題を解こう」という所から始めると思う。その上で分からない問題については答えを見るというスタンスを取る人が多いだろう。

ところが、僕はまず「解こう」とする行為が面倒臭く感じていた。「解こう」とすれば一問あたりに多くの時間をかけざるを得ない。なるべく勉強時間が少なくてすむ、効率的な勉強をするにはどうしたら良いかと考えた時に、「解こう」とする時間を削ってしまえば良いという結論に至った。

また、数学の問題はいくつかの解法パターンを覚えてしまえば、それで解けてしまえることが多い。問題集に「応用問題」などとして掲載されている問題も、「基本問題」で出てくるような解法パターンを複数組み合わせただけのもの、ということが多く基本的な解法パターンさえ覚えてしまえば、高校数学で出てくる問題の多くに対応可能になれるのである。例えばセンター数学レベルであれば、解法パターンの暗記でほぼ全ての問題が解けるようになるといって良いだろう。

「見る勉強」と「解く勉強」について、それぞれの勉強の違いと意図について説明しておこう。

 

「見る勉強」

・いっさい「解こう」とするプロセスを持たない勉強。まず問題文を読み、すぐに答えを読む。答えを読む際はかならず「なぜそのような解法になるのか」について考え、解法の流れを理解するように心がける。

・解法パターンを学習するのが目的。青チャートのようなパターンが網羅されている本を利用するなどした。

少ない時間で多くの問題に取り組めるのが「見る勉強」のメリット。おそらく「解く勉強」の3~10倍くらいのスピードで問題に取り組むことができる。「知識を定着させるために同じ問題集を何度も繰り返すのが良い」などとよく言われるが、「見る勉強」はこの反復学習にとても向いている。一周目は解法を理解するのに時間がかかるが、2周・3周と繰り返すごとに解法パターンの理解が定着していくため、高速で問題に取り組めるようになる。5周くらいやれば、その問題集については問題を見た瞬間解法が思い浮かぶレベルになっていると思われる。このように高速学習・反復学習で解法パターンを定着させるのが「見る勉強」の肝である。

 

「解く勉強」

・「見る勉強」だけやっていては計算力がつかないという問題がある。公式を使いこなす計算練習は必要なので、基礎的な問題を解くようにしていた。学校で4STEPという問題集が配られ、課題となることが多かったが最も簡単なステップAの問題については自力で解いていた。案外、基本的なレベルの問題でも解いてみるとつまづくことがあるので基礎固めとして、解くのが面倒でもこのくらいはやっておいた方が良い。

・「見る勉強」だけでは数学的な思考力が身につかず、初見の問題に取り組む力が落ちるので、やはりある程度は解く訓練をした方が良い。「この問題集は解く用にしよう」などと決め、取り組んでいた。応用力をつけることが目的なので、ここで使用する問題集は、大学受験用のそれなりの難易度のものにした方が良いだろう。

 

とまあ、こんな感じで勉強していたら高1時の駿台か何かの模試で偏差値45くらいだったのが、高2時の同じ模試で偏差値75くらいまで上がってビックリした記憶がある

そこまでガツガツ勉強していたというわけでもないので、やはり高速で勉強できる「見る勉強」の成果が出ていたと思われる。

ただ、「見る勉強」は解法パターン暗記で解けてしまえる大学受験の標準レベルの問題にはとても有効だが、難しい問題には対応できない。

僕は高2の終わり頃が数学の偏差値や順位が最も高かったが、これは高2用の模試ではせいぜい大学受験標準レベル~やや難くらいまでしか出題されないためである。

難しい問題も出題される高3の模試ではなかなか対応しきれず、偏差値や相対的な順位は落ちてしまった。ただ、結果的に東大文系数学にはある程度の対応はできたので、文系数学であれば「見る勉強」主体で対応可能かと思われる。難関大学の理系数学だと対応できない可能性もあるということを記しておこう。

 

ここまで英語・数学について述べたが、受験においては他に国語(現代文、古文、漢文)・世界史・日本史・地学(センターだけ)をやった。

これらについても詳しく書こうか迷ったが、読んでも面白くないだろうし、あまり書くモチベーションはない。

現代文については「勉強して出来るようになるものではない」と判断してろくに勉強していなかったが、東進の東大特進コースという所で不定期的に行われる林修今でしょ!の人)の授業だけ受けていた。

林修は今では完全にタレントだが、現代文講師としては一流だと思うのでお勧めしたい。

東進の模試でそこそこの成績を取れば、東大特進コースで何講座か無料になるため、無料で受講できるのも良い。注意点は、彼がテレビで見るよりずっと毒舌であることだ。

あと、「ぐんたまちばらぎ」などと言って群馬・埼玉・千葉・茨城・栃木などを小馬鹿にしがちなので、その県民の方は注意をされたい(笑)

 

さて、この記事では「勉強法」などに偏りいささか人間味の薄い記事になってしまった。

次の記事で、僕が受験勉強をどのようなモチベでやっていたのかとか息抜きとかの話を書こうと思う。

 

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